Q&A

患者さんQ&A

歯磨きはどのくらいすればよろしいですか?

1日3回磨く人もいれば、1日1回の人もいます。

磨いている時間は平均1回3分から10分ではないかと思いますが、時間よりは、実際にどこをどの程度磨けているかが大切です。

歯ぐきのそばを磨かなければなりません。それと、歯間ブラシによって歯と歯の間の汚れを取らないといけません。あと、ソロブラシと言って特別に一番歯を磨きやすくするためにつくった歯ブラシもあります。

当院では最初に歯間ブラシが慣れてきましたら、最後にソロブラシを使ってもらいます。何といっても歯間ブラシは歯周病治療の基本です。

歯磨きの時間も大切ですが、磨けているか衛生士にチェックを受けなければいけないと考えています。

口臭が気になってきたのですが?

歯周病が原因の時もあると思います。ただ、原因不明だったり、他の内臓疾患による場合があります。

重度に進行している歯周病では時に口臭を伴います。ポケット内に細菌がたくさん住み着いていることによります。歯周治療と日ごろのお手入れも非常に大切です。案外、奥歯に歯間ブラシが入るのに使っていないことにより場合もあります。

保険と自費となぜ2通りの治療があるのですか?

一番の理由は限られた材料と時間によるものです。精度よく冠を作ろうと思えば、良い印象材から始まり、石膏、そしてもっとも大切なことは、冠をうまく作ってくれる技工士さんに作製をお願いすることです。石膏で作った模型に対してかっむりを合わせる精度で言うならば、20ミクロン程度の隙間で作っていただいております。そうでない場合は200ミクロン程度です。これは精度という一面です。他にも噛む面の作り方によって噛み合わせも変わってきます。このように作りあがってくる冠は全く異なったものになります。

ただ、中には出来る限り良く作ってほしいということで、もしくはできる限り歯を長くもたせてほしいという患者様のニーズに応えるべく、それに向かって努力していっております。

そのような治療が自費治療です。おおよそ10倍の費用がかかります。ただ、保険の3割負担と比べますと約30倍の違いになってしまいます。

Quality(質)の違いとお考え下さい。我々の歯科医師の技術、技工士の技術、それに関わる材料と時間から治療費が決まっております。

もちろん、保険治療でもわかりやすく説明をしてから治療を行っております。

磨いても虫歯になるのはなぜですか?

これからはペーストをつけて磨けば普通なりません。

嘘のように聞こえるかもしれませんが、本当です。

フッ素入りのペーストが日本で使用できるようになったのはつい最近です。ヨーロッパ、アメリカと比べて濃度は低いですが、それでも以前と比べれば虫歯制御率は断然違います。正しく磨き、糸ようじ(フロス)などを併せて使っていけば、まず大丈夫です。

ただ、どの病気にもなりやすいタイプはあるように、唾液の質、量が虫歯を抑えるのに十分でなかったりすると、なるかもしれません。でも、基本は磨き方のマスターにあります。

お口をきれいにする洗口剤は効くのですか?

いろいろな洗口剤が薬局で売られています。どれを選んだらいいのか迷います。

でもはたしてどの程度歯周病の予防に効くのか疑問です。ただ、爽快感は使用後あると思います。

洗口剤は歯面についた細菌を取り除くには幾分よいかと思います。ただ、プラークの除去の点からは歯ブラシ、歯間ブラシにはかなわないと思います。

なぜ治療は長い期間かかるのですか?

虫歯の治療は通常2回で終わります。削って型を取って、技工士に作ってもらいます。ただ、歯周病の治療をすれば、回数的には8回といっても1か月以上とか間隔をあけますので、やはり半年とかになります。歯石をとった後、治癒の期間をおきますので、どうしても長くなります。

矯正治療も2年間とか機関がかかる治療です。これは時間をかけてゆっくり歯を移動させるためです。

このように、治療期間も本格的に歯周病治療や矯正治療をすれば長くなってしまうのです。